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高野山真言宗・別格本山のお寺です。
かつて本堂の辺り一帯は、「鯉ヶ淵（こいがふち）」と呼ばれる池でした。「おふさ」の名は、この地で暮らす娘、おふさの目の前に、白い亀の背中に乗った観音様が現れたことに由来すると伝えられています。
5月中旬～6月に境内に咲くイングリッシュローズなど2,300 種類のバラと7月～8月の風鈴まつりが有名です。
お寺とバラの組合せは一見ミスマッチなようですが、奈良では、おふさ観音以外にも霊山寺や松尾寺でもバラ園を公開しています。ここのバラは大半は鉢植えなのですが、そのおかげで長期間に渡り綺麗な状態を保てるのかもしれません。表側だけでなく、本堂の裏側も、薔薇で埋め尽くされています。またお寺の前の駐車場では、バラの販売もあります。
一方の風鈴まつりは、夏の厄払いのお参りから生まれたと言われ、涼しげな風に無数の風鈴が揺れています。正面の天井を埋め尽くす風鈴に圧倒されますが、境内にも沢山の風鈴が吊るされています。奥の茶房にも色々な風鈴が飾られており、昔ながらの「かき氷」も頂けます。（午後4時でオーダーストップ）
なお、お寺の斜め向かいにある総本家さなぶりやで、名物の「さなぶり餅」とハスの実の甘納豆が販売されています。お餅の方は、ツブツブが入った素朴な味で黒蜜ときな粉が付いています。ハスの実の納豆は、普通に甘い納豆ですが、ほのかにハスの香りがしました。